確かな実力がありながら、試合に出られない選手が、残念ながら存在します。理由は様々ですが、最も多い理由としては、ポジションが一つしかない場合が挙げられます。
野球でいえばキャッチャー、そしてサッカーでいえばゴールキーパーがそれです。
西川周作選手も、そんな選手の一人です。クラブレベルでは不動の守護神で、Jリーグではナンバーワンの呼び声も高いキーパーなのですが、日本代表では川島選手の後塵を拝しているのが現状です。
選手としての評価を考えれば、気分を腐らせても不思議ではありません。しかし、西川選手の考えは違いました。
選手としての性格
西川選手は自身を、「ポジティブな性格」と評しています。
サッカーを始めたばかりの子供はほとんどが得点を決めたがるため、攻撃的なポジションを希望します。西川少年もそんな一人でしたが、小学4年生の時に彼が任されたのは、ゴールキーパーでした。
飛んでくるボールへの恐怖心もあって、最初は乗り気ではなかった西川選手でしたが、その持ち前のポジティブな性格で、前向きに受け止めたといいます。こうして日本屈指のゴールキーパーが生まれました。
西川選手は大けがやチームのJ2降格など、数々の苦難を背負ってきました。しかし、その性格からうまく切り替えて、乗り切ったといいます。
ゴールギーパーはポジションが一つしかなく、また試合中の交代もアクシデントでもないかぎり、ほとんどありません。レギュラーと二番手には、天と地ほど差があります。
それでも西川選手の性格は、そんな現状すらポジティブに受け止めています。積極的にサポートを行い、川島選手とも良好な関係を築いているそうです。
結婚はしているの?
そんな西川選手の性格を表すものの一つに、結婚に関するエピソードがあります。
西川選手は、21歳の時に結婚されています。結婚相手は一般の女性で、亜美さんという方だそうです。年は4つ上で、姐さん女房ということになります。
亜美さんとは友人との食事会で出会ったそうです。西川選手は一目見て、「あ、この人だ」と思われたそうです。一目惚れ、というか、なにか直感めいたものがあったのでしょう。
そして西川選手はすぐに交際を申し込み、21歳の若さで結婚されたのです。第一印象だけで結婚まで持って行ける前向きさは、見習いたいものがあります。