サッカーにおいて、守備の最後の砦となるのがゴールキーパーです。長い競技の歴史の中で、当然このポジションにも多くの名選手が生まれました。ゴールキーパーは運動量がフィールドプレイヤーに比べて少ないため、選手寿命が長いのも特徴です。
現在も数多くの名キーパーがいますが、若手の中で特に注目されているのが、スペイン代表のダビド・デ・ヘア選手でしょう。マンチェスター・ユナイテッドで守護神を務める彼は、プレミアリーグにおいてビッグセーブを連発しています。
移籍の噂が？
しかし、有望な若手だけに、移籍の噂は後を絶ちません。特に母国であるスペインからは熱い視線を送られています。
デ・ヘア選手は、アトレティコ・マドリードでキャリアをスタートさせました。アトレティコは古豪ではありますが、近年は経営状況は良くなく、有望な選手が育っては移籍ということを繰り返してきました。デ・ヘア選手も、そんな中の一人です。
マンチェスター移籍直後は、デ・ヘア選手はあまり注目される存在ではありませんでした。若さゆえの未熟さか、つまらないミスを繰り返し、ドーナツを盗んだとして警察沙汰になったこともありました。
しかしこれも若さゆえの特権か、デ・ヘア選手は瞬く間に成長しました。現在では、あのプレミアリーグでも屈指の存在にまで上り詰めたのです。
これに目をつけたのが、母国最大のビッグクラブである、レアル・マドリードです。レアルは長く守護神を務めたカシージャス選手の衰えが目立ち、最近はその後釜探しに躍起になっていました。そこにスペイン人で才能ある若手がいるとなれば、注目しないはずがありません。
しかし、問題もあります。デ・ヘア選手が以前にいたアトレティコとレアルは、同都市の強烈なライバル関係にあり、両クラブ間のでの移籍は、禁断の移籍とされています。もし実現すれば、アトレティコのホームでは凄まじいブーイングを浴びるのは必至です。
もちろん、途中にマンチェスター・ユナイテッドを挟んでいても、それは変わりません。レアル移籍＝裏切り者の図式は動きません。海外のサッカーファンは過激な人が多く、その敵意はおとなしめな人の多い日本人ファンからは、想像できないレベルにあります。
となると移籍はないのでは、と思いがちですが、それを示唆する意外な人物が現れたのです。
デ・ヘア選手の彼女の意味深発言
注目の発言をしたのは、デ・ヘア選手の彼女であるエドゥルネ・ガルシアさん。彼女はスペインのポップシンガーで、歌手としての評価はそこまで高くないものの、大変な美人だと評判の女性です。
そんなエドゥルネさんがスペインのトーク番組で、こんなことを言ったそうです。
「（マンチェスターは）とても素敵というわけじゃない、というのは確かね。素敵な場所は、見つけ出さないといけないの」
「スペインの方がいいでしょうね。気に入っている理由は、ダビドがいるところだから。彼がいれば、すべてが美しく見えてくるわ」
エドゥルネさんはデ・ヘア選手よりも年上であり、彼女の発言の影響力は小さくない可能性があります。レアルに移籍すれば年俸アップは確実であり、また慣れ親しんだ母国でプレーできます。そこに愛する彼女が後押しをしたとなれば、移籍の可能性はかなり高いのではないでしょうか？