【野球】WBC韓国代表もメジャーリーガー招集!要チェックな選手は4人

北京五輪から始まり、サッカーW杯で幕を下ろした2022年のスポーツ界。2023年はまた大きな大会が予定されています。中でも注目を集めているのは、3月に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でしょう。

日本代表はプロ野球からだけでなく、大谷翔平選手やダルビッシュ有投手ら、アメリカ代表もトラウト選手やカーショー投手ら、バリバリのメジャーリーガーがWBC出場することを明言しており、歴史に残るレベルでのハイレベルな戦いとなることが期待されています。

そして、日本代表のグループリーグ最大のライバルとなるのは、韓国代表です。日本野球と韓国野球のプライドをかけた一戦はどの大会、どの試合も一点を争う熱戦となります。

そこで今回は、日本代表が韓国代表に勝利するため、韓国代表の中で注意が必要なメジャーリーガー4名をご紹介します。

WBCに出場する4人の韓国人メジャーリーガー

今大会は、親族がその国にルーツがあれば出場が可能なため(韓国系アメリカ人は韓国代表で出場が可能)、国籍が韓国になくても候補選手に選出されています。

その選手も含めて、韓国代表に選出されているメジャーリーガー4名は次の通りです。

  • キム・ハンソン(パドレス)
  • チェ・ジマン(パイレーツ)
  • トミー・エドマン(カージナルス)
  • ロブ・レフスナイダー(レッドソックス)

①キム・ハンソン(パドレス)

2017年WBC、2019年プレミア12にも遊撃手で出場したキム・ハソンは、24歳だった2020年オフにパドレスと4年総額2800万ドル(約40億円)の契約を結んで、MLBに挑戦しました。

パドレスには、MLBのスター選手、タティスJr.選手がおり、遊撃手での先発出場は限られることが多い中で、ユーティリティ性を生かして三塁や二塁でも出場しています。

2021年以降のタティスJr.選手とハンソン選手のWAR(選手の貢献度を表す指標)を比較すると、タティスJr.選手が「6.4」なのに対し、ハンソン選手は「6.9」と上回る活躍を見せています。

②チェ・ジマン(パイレーツ)

チェ・ジマン選手が話題となったのは、2020年のニューヨーク・ヤンキースとのア・リーグディビジョンシリーズです。第1戦目でヤンキースのエース、ゲリット・コール投手から逆転2ランホームランを放ち、レギュラーシーズンに続きポストシーズンでもコール投手の天敵として実力を遺憾なく発揮しました。

両打ちにも挑戦できるほどの器用さを持ち合わせた勝負強さを持った選手で、日本代表からしたら嫌な打者になりそうです。

③トミー・エドマン(カージナルス)

トミー・エドマン選手は、2021年にナ・リーグ二塁手部門のゴールデングラブ賞に輝いた韓国系米国人(母が韓国出身)選手です。2022年シーズンは、153試合に出場して打率.265、13本塁打、32盗塁の好成績を収め、WAR(勝利貢献度)では6.3で、メジャー全野手中6位につける超大物です。

主に二塁手としてプレーしていますが、内野全ポジションや外野もこなせるユーティリティプレーヤーとして活躍が期待されます。ハンソン選手とエドマン選手が中心となって鉄壁のセンターラインが構成されると、韓国代表にとってはストロングポイントとなるでしょう。

④ロブ・レフスナイダー(レッドソックス)

ロブ・レフスナイダー選手は韓国で生まれましたが、生後すぐに米国の家族に養子として迎えられ、カリフォルニア州で育てられました。

2015年にヤンキースでメジャーデビューし、7年間で289試合に出場した実績は、打力不足と言われる韓国代表にとって大きな存在になりそうです。また、守備も二塁手が本職ですが、一塁手、三塁手、右翼手、左翼手もこなす器用さを持ち合わせています。

一塁にジマン選手、二塁にエドマン選手、三塁にレフスナイダー選手、遊撃手にはハンソン選手という非常に豪華な内野陣が構成されるかもしれないと考えると、野球ファンとしては非常に楽しみな布陣になりますね!

最後に

メジャーリーガーが出場を表明するたびに盛り上がりを見せているWBCで、日本代表のライバルとなる韓国代表の注目選手についてまとめてきました。

今大会の最終ロースターは30人で、投手14人、捕手2人が含まなければならない規定となっています。内野手に関しては今回紹介した4名を中心に韓国の国内リーグで活躍する選手たちが選出されることになるでしょう。

提出期限は2023年2月7日なので、それまではどの選手が選ばれるのか、考察しながら正式発表を待ちましょう!