西岡明彦さんという方をご存じでしょうか?
もしこの名前にピンときたなら、あなたはなかなかのサッカー通なのだと思います。
西岡さんはいろいろな肩書きを持っていますが、最も一般によく知られているのは、サッカー専門のスポーツコメンテーターとしてだと思います。主に「スカパー!」などで仕事をしており、プレミアリーグや、ワールドカップなどで実況を担当されています。
他にもスポーツアナウンサーや雑誌の監修など、西岡さんは様々な形でサッカーに携わっているのですが、彼がここまでサッカーに関わるようになったのは、なぜなのでしょうか?
きっかけは広島ホームテレビ入社
かつて西岡さんは、アナウンサーを志していました。まずフジテレビの採用試験を受けましたがうまくいかず、次にテレビ朝日を受けたのですが、こちらも採用されませんでした。
しかしそこで、系列局の広島ホームテレビでスポーツアナウンサーを勧められ、入社を決意。そこから西岡さんのサッカー人生が始まりました。1992年のことです。
西岡さんは1年目から、プロ野球や高校野球の実況を担当し、スポーツに関わるようになっていきます。その中で特にサッカーと強く関わるようになったのが、1994年のサンフレッチェ広島のファーストステージ優勝でした。そこで優勝インタビューを行ったのが、西岡さんだったのです。
その後、広島ホームテレビを退職され、英国への留学などを経てフリーのサッカー専門コメンテーターとなるのですが、現在でもサンフレッチェ広島の監督や選手とは交流があり、2012年には優勝決定試合も実況されています。
遂には社長へ
そんな西岡さんですが、実は社長の肩書きも持っています。
先ほど少し触れた英国留学は、西岡さんに様々な影響を与えました。一番はプレミアリーグ、特にアーセナルへの強い傾倒が挙げられるのですが、他にもウエストミンスター大学でメディア論を学んだり、スコットランドサッカー協会公認の少年少女指導資格も取得されています。
そうした人間的成長もあってか、西岡さんは2004年にスポーツ選手や指導者、さらにはアナウンサーなどのマネジメントを担当する会社「フットメディア」を設立し、社長に就任します。
フットメディアはその名の通り、サッカー関連の人物が多く所属されているのですが、西岡さんが社長だからか、サンフレッチェ広島の森保一監督や森崎和幸・浩司兄弟などが所属されています。やはりここでも、広島との深い絆が感じられますね。
西岡さんは社長業の傍ら、現在もコメンテーターとして精力的に活躍しており、サッカー普及に一役買っています。